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企業で働く

アルバイトというと、なんとなく接客のイメージが多いかもしれませんが、実際には企業内で働くアルバイトも少なくありません。たとえば経理や総務のような事務業務を社員と同様に行うアルバイトもいますし、書類の仕分けや、郵便物の整理など、比較的簡単な仕事だけを専門に行うために採用されるアルバイトもいます。企業や仕事内容によってかなり違いがあるのが企業内アルバイトの特徴と言えるでしょう。たとえば、社員がやるまでもないような雑用をアルバイトにさせるための採用の場合は、時給はそれほど期待できませんが、かなり気楽な雰囲気で仕事ができることが多いようです。社員がスーツで仕事をする傍らで、私服での作業を行ったり、業務内の責任も比較的軽いものが多いでしょう。一方、社員同様の仕事内容を行う場合には、たとえアルバイトでもスーツや制服に着替えて仕事をすることが多く、仕事についてはかなり責任をもって取り組むことが求められます。正社員と違うのは、給与体系や雇用形態のみであり、社員にはあるボーナスが支給されなかったり、給与も社員に比べると低いことが多いのですが、その分フルタイムで働かずに子供が学校に行っている時間帯だけの勤務などということができるのであえてアルバイトを選ぶという人もいます。また、不況の現在、本当は正社員として就職したいけれど、なかなか就職が決まらないからとりあえずアルバイトで採用されたところで働いているという人も少なくありません。企業アルバイトの場合、面接で重視されるのは一般常識や職務能力です。事務アルバイトであればもちろん実務経験があれば有利ですし、なくてもそれなりの学校に通っていたり対応が臨機応変にできたりという点で採用されることもあります。つまり、比較的就職試験に近いということです。アルバイトとはいえ、その会社で仕事をする以上会社の人間ということになりますから、社会人として非常識な振る舞いは許されませんし、取引先にそんな対応をしたのでは大問題です。しかし、将来的に正社員で企業に勤めるというのであれば、企業内でのアルバイト経験は役に立つことも多いはず。また、アルバイトから正社員になったというケースも多いので、希望の企業が社員募集をしていない場合にはとりあえずアルバイトで入社して、頑張ってアピールするのも一つの方法です。

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